変形性股関節痛や変形性膝関節症は人工関節に置き換える手術などが行われます。

関節外科について

膝が痛む老女性

関節は骨と骨のつなぎ目の部分で人の体のさまざまな部分に存在しています。
人は関節を動かす事で体を動かす事が出来るので、関節に異常をきたすと日常生活を送るのが難しくなってきてしまいます
そうして動かしにくくなった部位をそのままにしていると、動かない事でその周囲の筋力が低下してしまい、更に動けなくなってしまう、という悪循環になってしまうのです。

 

関節に痛みがあったり体が動かしにくくなってきたら、出来るだけ早いうちに関節外科を受診するようにしましょう。

 

 

関節外科にかかるべき症状

 

変形性股関節痛

股関節とは足の付け根の部分にある関節のことです。この股関節に異常が生じると、立ち上がるときや歩き出すときに痛みが起きるようになります。
最初はそれほどでなくとも、症状を放置する事で悪化し、痛み方が悪化したり痛みを感じる時間が長くなっていきます。
そしてそのうち横になるなど安静にしているときでも痛みを感じるようになります。

 

この病気の原因は先天的に股関節の形成に異常がある場合と、関節を使い続けることで関節と関節の間にある軟骨が磨り減る事で起きる場合の2種類があります。先天的な形成以上に関しては、男性よりも女性の方が多いようです。

 

基本的には薬や運動療法、生活習慣の見直しなどで改善を図りますが、これらで改善が見られない場合は手術を行います。
手術は元々ある自分の骨を温存して行う手術と、関節の部分を人工関節に取り替える手術の2種類があり、症状によってどちらの手術がよいかの選択が行われます。

 

変形性膝関節症

なんと年間90万人以上に発症が認められる病気で、高齢者に多く、こちらも男性よりも女性に多く見られる病気です。
立ち上がるときや歩き始めるときに膝に痛みが生じ、悪化してくると正座をしたり階段を上ることが難しくなり、そのまま放置すると何をしなくても傷むようになったり、足の形が変形してしまう事があります。

 

高齢者に多いため、症状が軽い場合は運動療法や原料など生活習慣の見直し、薬による療法、マッサージや温熱療法、サポーターなどの装具による補助などで改善をみますが、それでも改善しなかったり症状が悪化した場合は、変形した部分を取り除く手術や、傷む箇所を人工関節にするなどといった手術が行われます。

 

関節リウマチ

関節リウマチとは関節が炎症を起こすことで関節の周辺にある軟骨や骨に異常を起こしてしまい、そのまま放置すると関節そのものが変形してしまう病気で、他の関節の病気と最も異なるのが動かさなくても痛みが生じたり、その部分に腫れが認められる事です。
関節リウマチは30~50代の若い年代によく見られる病気で、男性よりも女性のほうに発症が多く見られます。

 

なぜこのような症状になるのか、という原因がはっきりわかっておらず、その1つに遺伝が考えられるので、親族にリウマチの症状がある人は特に注意が必要です。
基本的には薬物療法で改善を図りますが、症状が重くなると全身の関節に異常が起きる場合があるので、その場合は手術が行われることもあります。