リウマチ外科について

リウマチ外科イメージイラスト

リウマチとは自己免疫に異常が起きてしまう病気です。
そもそも自己免疫とは体内に入ってきたウイルスや細菌を破壊して排除する役割があるものなのですが、リウマチになると自分自身の健康な細胞や組織を攻撃してしまい、その部位に炎症や痛みが起こります。

 

リウマチの症状として発熱や嫌悪感などの症状も出るため内科を受診する人も多いのですが、関節リウマチなど関節に痛みや炎症、腫れなどを起こすためリウマチ外科を受診するという方法もあります。
病院によってはリウマチ全体の症状を見るために内科と外科の両方を同じ科で診療する病院もありますので、自分の受診しようとしている病院はどんな診療を行っているか確認をしておくと良いでしょう。

 

 

関節リウマチとは

関節リウマチは自己免疫が関節やその周辺の骨に対して攻撃をしてしまう事で関節に痛みや腫れが出てしまう症状の事です。
症状が悪化すると関節の周辺が破壊されてしまい、その部位が変形してしまいます。また、関節の痛みや腫れはは一部だけでなく全身に広がる事もあります。

 

この関節リウマチはリウマチ症状の中でも最も多い疾患の1つで、30~50代の年代の方たちが発症しやすいといわれており、その原因はまだ良くわかっておらず、ウイルスや細菌、遺伝的要素があるのではないかとされているので、親族にリウマチ症状のある方がいらっしゃるのであれば注意をしておいたほうがよいでしょう。

 

適切な休息や食事療法など生活習慣の見直しをすることが発症を抑えることにつながると考えられています。
関節リウマチの初期症状は手足がこわばったり動かしづらい、という感覚がおきます。
また、だるさや疲れが取れないなどといった症状が出ることもあります。そのまま放置すると急速に症状が悪化する事が考えられるのでできるだけ早いうちにリウマチ外科を受診する事がおすすめです。

 

発症後早急に対処をする事が出来れば、関節へ自己免疫が攻撃するのを防ぐ事が出来、痛みや腫れを防ぐ事が出来、日常生活を送る上支障のない程度にする事も可能です。

 

 

リウマチの治療方法

基本的には薬物療法で行われます。免疫の異常、炎症、痛みなどを抑える薬が処方されます。
妊娠を希望していたり妊娠が発覚した場合、薬が胎児に影響を及ぼさないような方法にシフトする必要があるので、必ず医師に相談をしましょう。これは女性だけでなく男性にも言えることなので覚えておきましょう

 

薬物療法のほかに関節を動かすための運動療法や温熱療法なども行います。
薬物療法を行っても痛みや腫れに改善が見られない場合、手術をして症状の改善を図ります。
手術の方法は炎症を起こしている関節の中の滑膜を切除する滑膜切除術、壊れてしまった関節を再建するために人工関節や関節を固定する機能再建手術などがあります。