病院と診療所の定義や診療内容の違いやそれぞれの特徴について比較しました。のサムネイル画像

知っているようで知らない!病院と診療所の違いと特徴

病院と診療所の大きな違いは、医師や看護師などの人員配置と診療内容になります。幅広く学びたい・スキルアップしたい方は病院向き、一人一人丁寧に接したい・ワークライフバランス重視の方は診療所が向いています。

病院・医院・クリニック・診療所の違い

病院」「医院」「クリニック」「診療所」と、病院には様々な名前があるため、どこに行けばいいか迷ってしまう方もいるかと思います。
それぞれ明確な区別や定義があるため、今回は4つの違いについて解説していきます。

 

病院

病院は患者に医療を提供する場として、一般的に使われている表現です。

 

病院の特徴
  • スタッフ人数が多い
  • 精密検査に適応した設備が充実
  • 待ち時間が長い

医療法では「20人以上の患者を入院させるための施設を有するもの」と定義されています。
つまり、ベッド(病床)が20台以上備えられている医療機関が「病院」と表現出来るようになっているのです。

 

最低条件
人員配置 診療内容
  • 医師3人以上(40人の外来患者に対して・16名の入院患者に対して)
  • 薬剤師1人以上
  • 看護師1人以上
  • その他専門スタッフの配置
通院治療の他、高度な医療技術や機器を必要とする場合、手術・入院が必要となる病気・ケガに対応するために、科学的かつ組織的な医療行為が運営されている

 

他にも上記のようなことが、必須条件となっています。

 

また、料金システムにも違いがあります。
初診は病院・診療所どちらも均一ですが、診療所などから紹介状を持たずに病院を受診すると、初診料に加えて特別料金がかかります。

 

 

紹介状は、診療所の医師から病院へ受診するよう勧められたときに発行してもらえる書類です。紹介状があれば、大きな病院でもスムーズに受診・治療が可能です。

病院で発生する特別料金は、自己負担となるので注意しましょう。

 

 

診療所

一般的に、診療所・医院・クリニックは同じ部類になります。
診療所・医院・クリニックは、医者もしくは歯科医師が公衆または特定多数人のために医業(歯科医業)をおこなう場所です。
呼び方が異なるだけで、大きな違いはありません。

 

医療法に明記されているのは「診療所」ですが、親しみやすさがあると「医院」「クリニック」という名称も良く使われています。

 

診療所・医院・クリニックの特徴
  • かかりつけ医としての役割を担っている
  • 軽い症状でも気軽に受診できる

患者を入院させるための施設を有しないもの、もしくは19人以下の患者を入院させるため施設を有する場合に「診療所」と表現します。

 

分かりやすく言えば「町医者」ですね。

 

配置すべきスタッフの人数も異なり、病院は医師3人以上に対して診療所は1人以上とされています。

 

診療所・医院・クリニックの役割は慢性的な疾患や軽い症状の治療に対応することなので、精密検査などには対応していません
診療所・医院・クリニックの設備などで対応できない事があれば、紹介状を作成し病院へ受診することを進められます。

 

 

病院・診療所・医院・クリニックが向いている人

病院・診療所・医院・クリニック、どこで働くか迷っている人向けで、向いている人について紹介します。

 

病院

病院は労働者の人数が多いため、基本的に分業制が成り立っています。

 

病院に向いている人
  • 特定業務に集中したい
  • 教育制度を重視している
  • シフト制が良い

病院では、シフト制にしているところも多く、メリハリを付けて働きたい人に向いています。
また、スキルアップできる環境でもあるため、働きながら学びたいという人にも向いているでしょう。

 

診療所・医院・クリニック

診療所・医院・クリニックは少人数な所が多いため、業務範囲が広くなることがあります。

 

診療所・医院・クリニックに向いている人
  • 様々な業務をこなしたい・経験したい
  • 患者さんへ親身に対応したい
  • 生活バランスを崩したくない

診療所などは地域密着型のため、一人ひとりとの距離が近い傾向にあります。
丁寧に対応したい人や、自分のペースを大切にしたい人に向いているでしょう。

 

勤務時間もある程度固定されているため、プライベートを大切にできるのも特徴です。